本読んでたら1日終わってしまった。結構面倒くさい仕事あるのに大丈夫かね。毎日コツコツ進めていくのが僕のスタイルだったのに、とうとう締め切り前の切羽詰まった緊張感というドラッグ使わないとモチベーションあがんなくなってきたのかも。
周囲の知り合いたちみてても、一回締め切りやぶっちゃうとそのまま泥沼コースだしなぁ。
ま、別に死ぬワケじゃないからいいか。
面倒くさいことはあした考える。
今日の読了本。
■ 山口昌子『シャネルの真実』
20世紀モード界における最重要人物、オールドファッション撲殺天使シャネルちゃんの謎に満ちた生涯を追っています。面白いです。サラ・ゲイ・フォーデン『ザ・ハウス・オブ・グッチ』を読んでもグッチにはまるでピンとこなかったですけど、シャネルは知れば知るほど好きになる。
だけど、好きになればなるほど、シャネルのアイテムには手を出しちゃダメだという気がしてくるから不思議。これはシャネルのアイデンティティーにかかわってくるような部分だと思うんで、もうちょっと深く考えてみます。ちなみに『ザ・ハウス・オブ・グッチ』もそーとーいい本。評伝だけどその実かなりミステリー。ファミリーを巡るゴッドファーザー的愛憎劇。イタリア人の気質なんですかね。
……さてさて。
ココ・シャネルとベートーヴェンには共通点多いと思いません?
たとえば旧世代とのかかわり方。
ココ・シャネルの場合はオールドファッション皆殺し、完全否定からのスタート。ベートーヴェンは古典を完成させたのちにロマン派音楽を切り開いたって違いはあるけど、旧世代に決着をつけ、新世代へ向けての礎を築いたという点で共通しています。
パトロンに頼らず、クチュリエの身分を御用商人からアーティストへと変えたココ・シャネル。貴族や宮廷のお抱え職人であることを拒否、「音楽家=芸術家」だと公言した孤高のフリーランサー、ベートーヴェン。
《ホテル暮らし》と《引っ越し魔》。
生涯独身。
そして、運命の数字が《No.5》。
ダダダダーン。