ひとりでスタバに入れません。
スタバに限らず、あんな形態のコーヒー屋全般厳しいです。
ファミレスもダメ。
自意識過剰だから店内でどう振る舞っていいのかわからない。
だから、「ちょっと時間つぶしててくれる?」ってのがニガテです。
大抵の場合ずーっと歩いてる。
1時間つぶしたい場合は30分前進して、そのままきた道を引き返す。
これできっかり1時間。
結構疲れるから遅刻しないでほしい。
……今日読んだ本ははこちら。
■ 上田早夕里『ショコラティエの勲章』
《お菓子をめぐる人間模様と菓子職人の矜持を描いた連作》文字通りスイーツ小説。サラッと読めてまずまず面白かったです。読んでるととにもかくにもチョコ食べたくなる。コンビニやファミレスで手軽にゲットできるようなものではなく、超絶濃厚なガトーショコラやイケナイお薬並の末端価格でデパ地下にならんでいるボンボン・ショコラね。ガマンできなくなって嫁をスイーツ探求の旅に誘ったけどにべもなく断られた。まさか嫁にまでデートお断りされる日がこようとは!! 連戦連敗じゃねーか最近の僕。しょーがないからジョア飲んでガマン。
■ 開高健『巷の美食家』
恐れ多すぎてモンブラン・マイスターシュテュックには手を出せない。開高健はそのくらい大好きな作家です。ページから料理の匂いが立ちこめてくる。めくるたびに腹が減る。誰も僕のことを知らない街で、逢魔が時、自分の影だけを相手に倒れるまで酒を飲みたくなる。チョコレートに関するエッセイも載ってて、開高氏いわくチョコレートは《辛酸をくぐりぬけた大の男のためのもの》だそうである。
……まーた食べたくなったよ濃厚なチョコレート。