音楽のラブレター。

マーラー5番の4楽章、これはすごい曲。

今日、外で聴いて腰抜けるかと思った。

なんせ《音楽のラブレター》だからね。

世界中に愛が乱れ舞い、電車から見える風景ものすごくスローモーションだった。

たどりついた新丸ビルは薔薇の香りで一杯でした。

……微妙にイライラした状態で人にあったら、やっぱり微妙にイライラしてたのが伝わってしまったみたいでサラッと指摘された。

うらなさけを悟られるのは実にカッコ悪い。

別にどうでもいいことなんだけどちょっと反省。

本日の読了本はこれ。

■ 田埜哲文『オレの塀のなか物語』
ヤンキー界のコモン・センス、『チャンプロード』の人気コーナーが一冊の本になりました。ハードコアなヤンキーたちが、逮捕されたいきさつや鑑別所や少年院での思い出話を語ってくれるのですが、どこの平行世界のエピソードだよと思ってしまうくらい、なんというかもう根本的に価値観がずれまくっていてビビります。インタビュアーとの対話形式になってますけども

──次は何をやんたんだろ

ヤンキー:やっぱ監禁と窃盗です。

──監禁!

ヤンキー:監禁といっても敵対してたギャングを車の中に押し込んで連れ回しただけなんですが。

──何もやってない?

ヤンキー:何もやってないってことは…(笑)。でも致命傷は与えてない。

 ……ね、ちょっと僕らの暮らす世界とは微妙にズレがあるでしょ? ツッコミどころ多いでしょ?

インタビューのラストは毎回必ず、「シャバに出て最初に食べたのは?」って質問で締めくくられますが、ちょっとカッコいいなと思ったのは、福島県にお住まいの秋本さんの答え。

秋本さんは高速のサービスエリアで、《とにかく腹が減ってて。早くできるものなら何でもいいって感じで》「うどんとかやくご飯定食」を頼んだそうだ。そしてその感想。

《なか(少年院)のうどんもうまかったけど、シャバのうどんはもっとうまい! 自由のダシが効いてるんです。》

 ……お前が一番ウマいよ。