かすたどん。

蒸しパン、カステラ、シフォンケーキ等で楽しめる《まふまふ》した食感が大好きです。

口に含むだけで最高に幸せな気分になるね。

そんな僕に、友人が鹿児島のおしゃれ名菓『かすたどん』を紹介してくれた。友人いわく「過去最高のまふまふスイーツ」だそうだ。まふまふ+カスタード。ゆうこりん+ナース服に勝るとも劣らない僕のど真ん中。

まったく同じコンセプト(ってゆーかモロにパクってるけど)の『萩の月』を遙かに凌駕する旨さですって!!

まぁとりあえずお取り寄せしてみるか。

今日の読了本。

■ 佐藤多佳子 『サマータイム』
これはイカン。薄汚れた30歳引きこもり男子には青春の毒が強すぎる。みんなそろって塩辛いゼリー食うシーンのキラキラっぷりといったら!! 鏡に映った自分を見て、なにかこうものすごく取り返しのつかないことをしてしまったのではないかという気になる。だがしかし、間違いなく名作。

■ あさのあつこ『ガールズ・ブルー』
夏祭りの夜、友だちと一緒に打ち上げ花火眺めながら世界征服について語りたくなる。これまたものすごくいい本でした。過去を悔やんでもしょうがないが、やはり中高生のときにキチンと「浴衣の彼女と夏祭りに出かける」イベントはこなしておきたかった。オトナになってからではダメなのです。中高生でなければダメなのです。

浴衣といえば、昔つき合ってた女の子に「かわいい金魚柄の浴衣見つけたから買っていい?」と電話で尋ねられ、あまりふかく考えずに「どうぞ」と答えたら、あとから7万円ちょい請求されてかなりイラついた記憶がある。巨乳は男の判断力をにぶらせるというよい教訓。くっそ。

■ 荒川洋治『ラブシーンの言葉』
《エロい表現》にまつわる面白エッセイ。三島由紀夫、渡辺淳一からディノスのランジェリー通販ページまで幅広くカバー。すごい守備範囲だな荒川さん。

僕が過去読んだエロ小説の中で一番気に入ってるのは

《『噛みグセのある男って、本当は淋しがり屋なのよね』……昔、ベッドを共にした女が訳知り顔でそんなふうにうそぶいた。あながち間違っちゃいない解釈かもな、と今なら思う。》

この一節。

うむ、たしかにそうかもしれん。

ちなみに作者は僕の嫁!

夜の種族。

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ここしばらくヘルシーごはんばっかりだったせいか、いまものすごく焼き肉食べたい。タン塩ロースカルビカルビカルビ……もう一回カルビ!!そしてライス!!みたいな、20代前半ならではの節操ないオーダーで楽しみたい。

……でももうそんなに食えないんだよね。

本日の読了本はこちら。

■ 古川日出男『アラビアの夜の種族』
聖遷暦1213年、カイロへと迫りくるナポレオン艦隊に対抗するため、支配階級奴隷の男アイユーブは、読む者を破滅に導き歴史さえも覆してしまう『災厄の書』を調達しようとするが……といった感じのお話。これは本当に面白かった。いや本当に。うっかり徹夜しちゃってもうなんかいろんなものがすべて台なしだけど、でもまったく後悔していない。今日この本を読めたことにただ感謝です。夜通しこの物語につき合った僕も、夜の種族の一員だぜ。
 
 ……関東地方天気悪いっすね。雷なってるよ。やだな。

アントワネットはでこっぱち。

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先週とはうって変わってスカッと快晴の日曜日でした。

そんなわけで予定どおりさわやかに上野デートです。

まずは去年末にチケット購入したものの、ボンヤリしている間に最終日を迎えてしまった『ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美』へ。

革命前夜は六本木テイスト。もしくはクラブ愛。過剰な装飾と諸行無常のシャンパンコール。

また流行るといいね、ロカイユ様式。

最終日ということもあり、壮絶なまでの来客数でゆっくり鑑賞できませんでした。とりあえずカタログ購入したので就寝前にのんびりとブルボン王朝の断末魔に聞き耳を立ててみる。ついでにピエール・エルメの限定マカロンもゲット。12個3500円。マカロンたけえなぁ。

次は国立科学博物館にて開催中の『ダーウィン展』。……が、こちらも相当な人出。さすが晴天の日曜、ちょっとあなどってたよ上野を。ルーヴル美術館展でけっこうグロッキーになっちゃったから、ダーウィンは今回見送り。まぁ6月末までやってるし、焦んなくても大丈夫だよね。

でも、せっかくだから国立科学博物館の常設展示を見て回る。ここはさり気なく2年間パス持ってるからちょくちょく足を運ぶスポットだ。ひとりのときはiPodでレイダースマーチ聞いて巡回するとテンションあがり放題です。

そんなこんなで国立科学博物館をぐるっと一周して、ついでに館内のレストランでオムライスを食べ、いよいよ本日のハイライト!! 上野動物園でパンダ観察!!

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いまいるパンダはリンリンのみ。テレクラみたいな名前。ちなみに元職場ね。サクラのおねーちゃん口説きまくってたら罰金とられたというほろ苦い青春の思い出アリです。あと、「無気力だから」というよくわかんない理不尽な理由で罰金とられたこともある。客こないのを僕のモチベーションのせいにされてもなぁ……

リンリン、ご飯食べてるところフラッシュたかれまくりだからなのか、心なしか元気なかった。パンダという仕事は結構つらそうだ。

動物園を満喫したあと、ちょろっとお花見してから東京駅へ。最近オープンしたばかりの『東京キャラクターストリート』をチェックしにいく。が、あんまり面白くない。だってリラックマいないんだもの。

その後なぜか魚釣りすることになったから、市ヶ谷の釣り堀へ。

いいあんばいで夕まずめ。

ふたりならんで釣り糸をたれるもぜんぜん釣れない。

ちょっと設定キツすぎないかこのイケスは。

同行者から、「ツメが汚れるのヤダから、あなたエサ付ける係ね」というアグレッシブな提案を受け、いやまぁそれじゃしょうがないよねと練り餌を丸めるマシンになる僕。鯉を釣るのってこんなに大変だったっけなぁ……。

1時間粘って1匹も釣れず。

軽い屈辱感を味わいながらちゃんこ鍋食べ背中丸めて帰宅です。

だが、ずれまくってた生活リズムは元に戻ったはず。

それで十分です。