仕事の打ち合わせいってギャラの話をする際、例えばですけど
「申し訳ないですが100万円までしか出せません」
……と、まぁこんな感じで軽く先制パンチを繰り出された、としますよ。
だけど用意された資料読みこんだり、過去にこなした仕事と今回の仕事の内容を照らし合わせたりしているうちに、いやどう考えても100万は出し過ぎでしょう。正直な話、30万円くらいもらえれば余裕でOKっすよ。納期に余裕あるし。余裕あるというか1週間かからずに終わりますね、これ。……なんて考えがサッと頭をよぎったと。
ただ先方はものすごく申し訳なさそうな顔してる。
「この予算でなんとかお願いします!」
みたいな空気が会議室中に漂ってる。
さて、こんな場合はどう対応するのがベストなのか?
……という問題が実際に発生してしまい、ここ2日間は本当に頭痛かった。
小心者だから困るんすよね、こういうケースは。
結局、提示された額から1割引きで見積書作って送ったところ、ものすごいお礼のメール返って無事契約完了。レッツ制作スタート!
ボッタくった感満載だけど、お客さんは大喜びしてるしよかったよかった……のか?
「あげる」というものをもらって何が悪いんだ?
1割引は余計なお世話以外の何ものでもなくね?
ってゆーか、その1割引の根拠は何よ?
──そんなこんなで夜が更けてくるにつれ、意味のないダンピングをした自分に腹が立ってきたわけです。冷静になればなるほど、空前の大失態をやらかしてしまったという自責の念に駆られまくる。勝ちか負けかでいったら、完全に負け。心底悔しい。
ほんと僕は何ごとに関しても、ヘンに格好つけたりいい人を気取ったりしたせいでチャンスを生かし切れず、あとから激しく悔やむことが多い。この1割引事件もたぶん半年くらい引きずるわ。
出されたものはキレイにいただくのが何よりのマナー。
マネーにもマナーを! ギザ☆貪欲!
以上、反省文終わり。