──石垣島34日目。
お中元やおみやげの手配、部屋の片付けや荷造りなどで終わってしまった一日です。
夕方、またまた『VERA石垣島観測局』に足を運んだところ、事務所らしき建物に「ザ☆理系!」って風貌の職員さんがいたからあれこれ話を聞いてみた。
「このアンテナって、どーやって動かすんですか?」
「……じゃあ、このキーボードのリターンキー押してみてください。」
と職員さんに促され、ドキドキしながらリターンキー押したら……アンテナ動いた!
それも「グゴン」とひと動きする程度ではなく、おいおいこのまま変形しちゃうんじゃねーの?と思うくらいグオングオン動きまくる。
すげえぜ。
『VERA』のスペックを訪ねたところ、
「月の表面に落ちている一円玉をきちんと認識できるよ」
だそうだ。
ま、ますますすげえぜこのシステム!
こんなのがフツーに運用されている現在、月で青姦するのはちょっと危険ですな。
バッチリ映像撮られ、『宇宙空姦シリーズvol.1 濃厚フェロモンむんムーン! 素人淫乱宇宙飛行士・月でツキまくり』なんてタイトルでソフトオンデマンドからAVリリースされてしまう可能性もゼロではないからな。
……シモネタのセンスが昭和で驚いた、我ながら。
すげえ長考したけど、月面AVのいいタイトル思い浮かびませんでした。
後日、我が家のルナ先生がすげえタイトル考えてくれるそうなので乞う御期待。
──とっぷりと日が暮れてから、宿のお元気フロントギャル・フッキーたちとオリオンビール祭りを開催。
フッキー宅にみんな集まって缶ビールを飲むイベントです。
ずいぶん長いこと話し込んでしまいました。
バカンス終わりはいつも切ない。
来年のバカンスでは、石垣島の某ビデオ屋に存在する『祟りのビデオテープ』を海際のコテージに泊まって観賞するという、鈴木光司的イベントが催されますので興味のある方は是非。
会費5000円(宿泊代・お酒代込み)予定、呪われた場合は自己責任でひとつ。
──道路をヤエヤマセマルハコガメ(たぶん)がのほほんと横断していたよ。
月: 2008年7月
石垣島33日目。
──石垣島33日目。
いよいよクライマックス間近!
が、大抵の遊びはやり尽くしてしまった感もあり、昼過ぎくらいに起きてダラダラと過ごす。
ランチは今年二回目の『明石食堂』。
ソーキそばの名店でおもむろにトンカツ定食をオーダーする嫁の心意気に感服だ。
デカイよトンカツ!
──夜。
ご飯食べたあと、また『VERA石垣島観測局』を見にいった。
アンテナもデカイよ!
http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/outline/index.html
国内にあるすべてのアンテナを巡礼してみたい。
石垣島32日目。
障害物が沈んでいて魚が身を隠すスポット多数存在したり、海流の関係で小魚がたくさん集まり、そいつらを食べるためにより大きな魚が群れを成して押し寄せたりする場所、まぁ要するに魚が釣れる可能性が高い場所のことを『ポイント』と呼びます。
魚釣りをする場合、まずこの『ポイント』を見定めることが大切なんですよね。
だから、柳の下で二匹目のドジョウを狙うのはあながち間違った行動ではないわけです。
だってそこはドジョウが住んでる『ポイント』なわけですから。
やみくもに釣り糸垂れるよりも、確実に魚がいる場所で頑張ったほうがよりよい結果を期待できるじゃないっすか。
……ということで、『B型本』仕事でバカンス費用を捻出した我が家をあざ笑うヤツは、生涯浮かび上がるチャンスをつかめない凡夫といわざるを得ない。
だれのゴーストなのか、どういうタイトルで出版されるのか一切不明というスペシャル汚れ仕事ではありますけれど、もうすでにギャラ──原稿買い取りなところが泣けるし、買い取りなんだから二匹目のドジョウまったく関係ないけど──もらったしいいや別に。
さー、新しいポイントを探していきましょー。
──石垣島32日目。
本日は宿のお元気フロントギャル、フッキーさんのナビで名蔵湾近くの隠れ家的イタリアンレストラン『コンキリエ』へといってきました。
http://www.ishigaki.fm/gourmet/gourmet_conkirie.html
http://r.tabelog.com/okinawa/rstdtl/47001915/
『隠れ家的』に変わる言葉を日々模索している僕ですけど、『コンキリエ』に関しては『隠れ家的』を使わざるを得ない。
だって本当に隠れ家なんだもの。
ガイドブックには掲載されておらず、石垣屈指の高級住宅街の中でひっそりと営業しているから、フツーに道路走っていただけでは絶対に気がつかないよ。
あとね、一年のうち半分くらいは店閉めているらしいので要注意であります!
味、雰囲気、お値段すべて申し分なしの名店で、おまけにテラス席にいたうさんくさい外国人客が突然『サウンド・オブ・ミュージック』を歌い出してよくわからない空気感を醸し出してくれます。
石垣旅行の際はみなさんもこの隠れ家をのんびり探してみて下さいな。
──宿に帰る途中、夜光虫を見るためにビーチへいってみたけどウンともスンともいわない感じだった。
夜の海は怖すぎる。
ちょっとは加減してほしい。