パンスト大好きです。
本能にすり込まれてしまった性衝動といっても差し支えないレベルで、僕は君たちが思っている以上にパンスト大好きです。
もし銀行強盗する機会があるのなら覆面は絶対パンスト、というくらい好きです。
──先日、お友だちから
《パンスト破らせてもらうのにいくらまでなら払えるか?》
という質問をされました。
その時は「3000円……いや、酔った勢い込みなら5000円までは払うかも」と回答したんだけど、さっき机の中からうつ病時代に通いまくってたカウンセリングの領収書出てきて、その料金1時間で3600円也。
しかも保険効くから自己負担額は1080円。
1時間たっぷり愚痴や悩みを聞いてもらって1080円のこの時代に、パンスト破ってハイ3000円は適性なのかどうなのか。
参考までに風俗店のプレイオプション料金リサーチしてみたところ、破ったパンストのテイクアウト込みで1000円〜2000円が相場の様子。
やっぱ……3000円は払いすぎか?
いやでも、パンスト破らせてもらって3000円って、僕の経済感覚だとすげえお値ごろ感あるっつーかお買い得感あるっつーかさ。
だってパンストだよ?
破れるんだよ?
逆に相場が安すぎなのではないかと問題提起していきたいよ。
日本経済の潤滑剤として、パンスト破りの料金はもうちょい値上げの方向で考えたほうがいい気がしますね。
──なんかパンストのことばっか考えてるうちにこの気持ちを誰かと共有したくなり、仕事しているお嫁さんに話題を振ったところ、「ちょうどわたしもパンストのこと考えていた」と意外な返事が。
《エロゲのシナリオを作成するうえで個人的には「ストッキング」と表記したいんだけど、エロゲ的には「パンスト」のほうが喜ばれるのではないか。だがパンストのパンってパンティーのパンだし、いまどきパンティーなんてつかわねーだろ? なんかおっさんくさいんだよ、パンストって響きが。あーでもパンストとストッキングはそもそも別物だから、厳密にいうならこの場面はやっぱパンストなんだろうけど、でもなぁ……パンスト……どうかなぁ……》
と、そんなことを悶々と考えていたらしく。
明け方、お互い無言のまま別ベクトルからパンストについて考え続ける夫婦の微妙なシンクロニシティをうまく収益に結びつけていきたいものですな、あはは。