介護。

p20090418_01.jpgさっきちょっとテレビ観てたら、2時間モノの刑事ドラマやってました。
日本海側の断崖絶壁でラストシーンを迎える(と想像できる)娯楽色全開なアレです。
もちろん主演は片平なぎささん。
絵に描いたようなテンプレ作品であるにもかかわらず、長門裕之さんが「認知症の妻を抱える老人」という役どころで出演していたためなんとなく目が離せなくなりました。
長門さん、実生活で同様の苦労なさってますからね。
しかもリアルタイム、現在進行形で。
長門さんのプロ根性にはただただ感服だし、その心中は察して余り有るけど、おかげで過剰に感情移入しちゃって画面を直視できなくなり。
長門さん最近本出したばっかだし、プロモーションの一環かなぁ……とか思いつつも、結局ドラマの途中でテレビの電源切ってしまいました。
──認知症といえばですけど、去年の夏くらいにNHKでやってた毒蝮三太夫さん司会の《介護百人一首》とかいう番組で紹介されていた作品のことがいまだに忘れられない。
《お茶はもう いらぬと云うのに繰り返し 持ち来る妻に また礼をいう》
……正直、死の恐怖をはるかに超越した恐怖だ。
克服できる気がしない。
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