空似。

 今年の四月くらいに予約注文したジョーカーのフィギュア、年の瀬も近いこの時期にようやく手元に届きました。
 正直、注文したことすら忘れていたため、宅配便の段ボール開封するまで「こりゃいったい何なんだ?」状態だったよ。
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 おなじみの洋服を忠実に再現。
 警官の衣装にも着せ替え可能です。
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 なんと眼球も動かせる!
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 手榴弾をはじめ、各種装備も大充実。
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 とある出版社の社長殴りにいく際は、現場にこのカードを残しておこうと思う。
 ──気になる点がひとつだけ。
 我が家のデジカメには顔認識機能ついてるんだけど、ジョーカーの頭部を撮影しようとすると液晶画面に嫁の名前が表示されるのよ。
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 つまり、デジカメさんはジョーカーの顔をうちのお嫁さんの顔だと認識しているわけだ。
 えー、全然似てないけどなあ。
 お嫁さん、化粧そんなに濃くないよ?
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 試しにほぼノーメーク状態の付け替え用頭部を撮影したところ……やっぱりお嫁さんの顔として認識されるじゃないか!
 ジョーカー似っつーかヒース・レジャー似なのか?
 いやいや、やっぱおかしいって!
 どっちかというと萌えよデブゴンのサモ・ハン・キンポーでしょうよ。
 違った燃えよか。
 言い得て妙ではあるけれども。
 まあサモ・ハン・キンポーもすげえいい役者さんですけどね。

銀山。

 11月26日。
「宍道湖のシジミ漁を見にいく(キリッ)!」
 そう言ってすさまじく早起きし、いそいそとお出かけするお嫁さんに軽いイラつきを覚えながら僕も起床。
 いつもこれくらい早起きしてきちんと身だしなみを整えてくれればいいんですけどね。
 ビジホの朝食を食べたのち、まさに今この瞬間、日本全国津々浦々から八百万の神々が大集結している出雲大社へ。
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 昨日とは雰囲気が違う……気がする。
 改めて僕の邪な願い事を神前にぶちまけ、やたらと甘い物を食べたがるお嫁さんを巧みにいなしてから一路、2007年に世界遺産認定されたばかりの石見銀山を目指します。
 銀山といってもとっくの昔に廃鉱になってますからね、今はもう古い坑道やら朽ちた寺院やらしかないすげえ地味なスポットなんですよ。
 しかし石見銀山が世界史に与えた影響のデカさを知ると、俄然面白い!
 なので皆様も石見銀山いく機会ありましたら、ぜひガイドをつけたほうがいいっすね。
 ちなみに僕は地元観光協会が主催している無料のガイドツアーに参加。
 おかでさまで銀山の歴史を学べたほか、山師の神様に「いい鉱脈に行きあたりますように」と願掛けも行い、これでもかってくらいに世界遺産を満喫できましたよ。
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 銀山のネコちゃんは全体的に人なつっこい。
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 ──東京へと帰還するため空港に向かう途中、ちょこっと立ち寄った『道の駅キララ多伎』で日没の瞬間に遭遇。
 やっぱいいわ、日本海!

出会。

 11月25日。
 すさまじく早起きして朝風呂を浴びるお嫁さんに軽いイラつきを覚えながら僕も起床。
 いつもこれくらい早起きしてきちんと身だしなみを整えてくれればいいんですけどね。
 宿の朝食をしっかり食べたのち、出雲大社に向けて出発です。
 旧暦の10月は「神無月」とも呼ばれますが、これは日本におられます八百万の神々が10月になると出雲大社に全員集合してしまうため、ほかの国は神様不在の状態になる……という言い伝えにもとづいているそうです。
 だから逆に出雲周辺では旧暦10月のことを「神在月」って呼ぶそうですよ。
 で、今の時期の出雲大社はまさに八百万の神々が織りなすレイブ会場状態!
 ならばたった1度の参拝で八百万の効果を得られるのではないか。
 最近運気もアンダー気味だし、ここはいっちょしっかりお参りしておかねば。
 ──ということで出雲大社到着。
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 しめ縄すげえでかい。
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 国旗掲揚のポール、男塾の猛者でも持ち上げられないほどデカい。
 国旗も畳75枚分のビッグサイズ!
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 ひっそりと『さざれ石』もあるし。
 なんかすげえとこだな、出雲大社。
 通常、神社での参拝は「二拝二柏手一拝」が一般的あるのに対し、出雲大社では「二拝四柏手一拝」で行うようになっているため、僕も作法にのっとって邪な考えを神々にぶちまける。
 参拝後おみくじをひいたところ、大山でひいたおみくじとまったく同じ結果が出た。
 いわく「今やってる仕事をそのまま継続しなさい」だそうです。
 やっぱそうなんですかね?
 ちなみに出雲大社に祭られている大国主大神(だいこくさま)は縁結びの神様。
 日本最強神のスタンド能力、出会い系か。
 縁結び神社のシステムも、まんま出会い系だしなあ。
 そう考えるとだいこくさま、顔立ちがちょっと怖い。
 笑顔だけど目は笑ってない(気がする)。
 風神雷神が有する原始的暴力の怖さではなく、経済ヤクザと相対したときの背中に冷たいモノが走る感じに似ている。
 だからこそ信用できる気がしますけどね。
 いろいろ頼みますよホントに。
 ……そんなこんなで参拝を済ませ、さあ帰りましょうかという段になって、バスツアーのガイドさんが「今年、出雲大社に八百万の神々が集まるのは11月26日、つまり明日ですね」と説明しているのを聞いて愕然とする。
 うわしまった、前乗りしちゃってるじゃん僕たち!
 これはもう明日も出雲大社いくしかねえなと決意を新たにしつつ、名物の出雲そばをすすってから松江城に出発。
 途中でるるぶ山陰に掲載されていた『ケーキハウス・アガード』に立ち寄る。
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 とにかく安いしうまい。
 デパ地下や自由が丘でビッチ相手のボッタクリ商売やってるくされケーキ屋どもはもうちょと見習った方がいいよ。
 高くてもうまけりゃ文句いわないけど、高いくせにぱさぱさのスポンジ出して平気な顔する三流以下の店、いっぱいあるからね。
 とかいっているうちに松江城到着。
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 お堀の周りをコタツ装備した船で巡るツアーに参加。
 風情たっぷり&スリリングでめちゃめちゃ楽しかった。
 せっかくなので松江城天守閣にものぼる。
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 入場料550円で天下人の気分を味わえるのだから安いものだ。
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 日没近くなったのでシジミでおなじみの宍道湖へ移動し、サンセット鑑賞を試みるも厚い雲に阻まれてちょっと残念な結果に。
 お嫁さんの八つ当たりを我慢して乗り切る。
 本日は2名様1泊7000円弱のビジホ。
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 しかしご飯は地元屈指の名店との呼び声高い居酒屋『旬菜郷土料理・一隆』さんで。
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 ヒラマサ刺し&イカ刺し。
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 牛刺し。
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 シジミの漁師蒸し。
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 甘鯛の塩焼き。
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 のどぐろの塩焼き。
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 シメのおにぎりとカニ汁。
 店内のボードには料理の値段一切書かれてなかったからちょっと不安でしたが、たらふく食べて力いっぱい飲んでおひとり様6000円のハイパー良心価格。
 大将とおかみさんの人柄も温かく、また僕が言うのもアレですけどバイトさんの教育もきっちり行き届いてる感じで、ぜひまたいきたいと思わせてくれるたいへん素晴らしいお店でござんしたよ。
 秋〜冬の日本海、最高だねっ!