山陰行ったりその他なんやかんやありまして、ふと気がつけば葛西臨海公園サイクリング以降、ちゃんと自転車のってねーじゃん!
こりゃいかん。
つーことで適当に装備ととのえてから奥多摩方面に向けて出発進行です。
で、家を出てから2キロほどの地点、世田谷通りに入ってすぐのところで前輪がベロベロベロベロ変な音をたてるではないか。
そのまま路肩に停止し、なんじゃこりゃとタイヤに顔を近づけた瞬間「パンッ!!」というデカめの破裂音とともにぷしゅうううううとパンクしてしまった。
びっくりして「うぉっ!」と声が出てしまったんだけど、すぐそばのバス停にいた人たちもびっくりしたんでしょうね、みなさんそろってビクッってなってました。
ほんとすいません。
しかしゴム破れてビビるとかセックス覚えたてのころ以来だよ。
そのまま自転車を押して歩き、見知らぬアパート前の駐車場でちょちょいとチューブ交換。
よく見ると、パンクしてしまったチューブのバルブ、ゆるんだままだった。
出発前に空気圧チェックした際に閉め忘れていた模様。
これがパンクの原因かどうかは謎だけど、今後はちょっと気を付けよう。
自宅で散々練習したおかげもあって10分程度でチューブ交換を終え、汗だくになりながら携帯ポンプをピストン運動させてタイヤをぱんぱんにふくらませる。
とりあえず大丈夫そうなので、ふたたび奥多摩方面に向けて走行開始。
ひさびさの多摩川サイクリングロードを経由して五日市駅へと向かい、そっから山道をぐいぐい突き進む。
以前ビンディングペダルの威力を試しに来たときに引き返した地点をあっさり通り過ぎ、おぉ今日の僕はすげえ漕げてるなあなどと自惚れてたけど3〜4年前の今時分にお友だちたちと秋川渓谷にキャンプいった際、帰りに立ち寄った日帰り温泉施設を通過したあたりから、ゲロぶちまけてしまいそうになるマジキツな坂出現しまくりで、時速二桁をキープするのがやっとの状態に陥る。
あまりにキツくて途中で足を付く。
うぅ、まだまだだな、僕は。
ガードレールに腰かけてぜえぜえいってたら、目の前の草むらで何やらガサガサしてるヤツがいるので注目したら、どでかい野猿がポンと飛び出してきた。
リンゴの芯みたいなのを片手に、赤ら顔でこっちをにらんでやがるの。
写真撮ろうと思ってポケットのケータイまさぐってたらふたたびがそごそ草むらに消えていったんだけど、いやーすげえな奥多摩、マジで猿いるんだねえ……。
休憩を終えてまた自転車をこぎ始め、ツラいながらも頑張って坂を登る。
久々に汗だくだ。
なんとか奥多摩周遊道路の入口に到着。
昔は有料だったんすかね。
すぐそばに安全運転を呼びかける看板設置されているんだけど「ここで事故すると病院に搬送されるまで最速でも2時間かかるから気を付けて」とか、内容が地味に怖い。
そしてまたすげえ坂なんだこれが。
ビジュアルがヤバくて心理的にキツいよ
この手の坂って、見た目はハードそうでも実際走ってみると「意外と余裕じゃーん!」ってパターン多いのだけれど、ここは見た目通りのキツさだった。
冗談抜きにして、今年経験した坂で一番キツい。
得意のaiko歌う余裕ないくらいキツい。
テトラポット、まったく登れない。
頭の中、完全に真っ白のスーパー解脱タイム突入で逆にちょっと気持ちいいくらいだよ。
時速一ケタ走行でジリジリ進み、なんとか休憩ポイント『都民の森』に到達。
16時ちょい過ぎですでに気温5℃前後。
糖分補給のために食べたソフトクリーム、完全に裏目。
一気に体温下がって奥歯カチカチいいはじめた。
こりゃイカンということで豚汁にしこたま唐辛子ぶち込んでイートイン!
マズいはずがないよね、このシチュエーションで。
炭水化物チャージするため団子もサクッと。
30分休憩の後、再度登坂スタートしたんだけど、もう日没なんですよね時間的に。
一気に暗くなり、そしてまた一気に気温下がる。
たとえ東京都とはいえ、標高1000メートル超をあなどってはイカンですな。
風張峠まで走ってから引き返すつもりで前進を続けるも、死亡事故発生地点に供えられたいた真っ白な花束を見た瞬間、いままであまり感じたことないタイプの恐怖にとらわれ足がすくんでしまった。
カーブを曲がった先に「いる」ような気がしてならない。
も、もうだめだ。
結局、風張峠手前の浅間尾根駐車場ってところで引き返し、お得意の極寒暗闇ダウンヒル。
帰りは98パーセント下り坂なのですげえ早かった。
ちなみに本日148キロ走行、3162キロカロリー消費でございます。
風張峠攻略はまたの機会に!
でも次回は奥多摩駅側から登る。
たぶんそのほうがラクだろうし。