冒険。

 なんでドンキーはパンク修理キットを持参しなかったのだろうか。
 家が貧乏なんだったら、なおさらパッチとゴム糊は必携だろうに。
 まあそんな無謀なところが二十世紀の少年らしくてステキだけど、よく考えたら僕も中学二年生のときにチャレンジした人生初の100キロサイクリングにはパンク修理キット持参しなかったしなあ。
 そして途中で思いっきりパンク。
 タイヤべろべろのまま滝室坂を下って、阿蘇駅近くの自転車屋さんで修理してもらったんだ、確か。
 そのときの写真、たぶんまだ実家にあると思うんだけど。
 帰省の折にでも探してみようか。