都民。

「来年は富士ヒルクライムに出たい!」
 などとお嫁さんが意味不明のことを口走りはじめた。
 ほほぉヒルクライムレースっすか、いいっすね。んじゃまあとりあえずレース出る前に「物は試し」じゃないっすけど、ちょっと山登って感触つかんでみましょうよ。そんなわけでどうっすか奥多摩でも! なんて感じで誘ってみたら意外にも「じゃあ行く!」と。あら結構本気なのかしら?
 そんなわけでちょいとばかし早起きし、ふたりで多摩サイ→睦橋→武蔵五日市駅まで軽く走行。日が高くなるにつれ気温もグングン上昇。ボトルの水、いくらあっても足りないわ。
 檜原街道沿いのセブンイレブンでトイレと補給を済ませてから本格的に登坂開始。お嫁さん、思っていた以上に頑張る。ってゆーか結構早い。足をつく気配もない。重たいクロスバイクなのに。すげえな。
 そのままずいずい前進し、上野原方面と奥多摩方面の分岐点も通過。直後のちょいとキツい坂もひいひいいいながらなんとかこなし、あれこれひょっとして都民の森まで足つかずに登り切るんじゃねえの? という予感が漂ってきた。
 ……が、そんな甘い展開があるはずもなく、場所的にいうと人里あたりで満を持してのギブアップ宣言! そのままばったり歩道に倒れ込んでしまったので、僕は登ってきた道を数百メートル下り、自販機で冷たい水とお茶を買ってから再びお嫁さんのところまで登坂。偽りのやさしさ発揮。
 もう帰りたいというお嫁さんをクールダウンさせなだめすかし、自転車を押して歩こうとしてたからそれはイカンとたしなめ、再びサドルにまたがらせる。が、お嫁さん目に見えてペースダウン。励ましの言葉をかけるけど「うるせえ!」としか返してくれないし。
 まあしかし途中で足つきまくりましたけど、それでもどうにかこうにか最後まで頑張り抜き、2時間30分かけて都民の森まで到達しました。
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 お嫁さん到着の瞬間。サライを口ずさみたくなった。
 都民の森についたとたん雨が降り始めたため、雨宿りがてらのんびり休憩タイム。お嫁さん、すごい勢いで売店のフードに手を出しまくり。よくまあこんだけグロッキーになりながら串団子2本も食えるもんだと感心です。おまけにかけそばも食ってるし、あとキュウリ。タフな胃袋だ。
 雨が上がったので都民の森から風張峠までを登り切り、そこから奥多摩湖に向けてダウンヒル。濃霧の中を突っ走るのはアトラクションっぽくて楽しかった。ちょっと怖くもあったけど。
 奥多摩湖からは青梅街道を走り、羽村で多摩サイにのっかってそのまま自宅まで。走行距離168キロ。お嫁さんヒルクライムデビューと同時に人生初の100キロ超走行も達成ですな。
 帰り道は絶対ケンカになるだろうなあと思ってたけどそんな気配は微塵もなく、公園で花火大会眺めたりして平和なムードを維持。
 そしてこれまた意外なんだけどお嫁さん「また登ってもいいかな」とか言ってんの。まじっすか。こりゃホントに来年、富士ヒルクライムに出るかもなあ……。
 だからといってフルカーボンの自転車買われても困るわけですが。
 すげえ疲れましたけど夫婦仲は良くなったのではないか、と思うイベントでした。

交渉。

 さすが月末! 事故相手の保険屋から電話かかってきました。
 ケガの治り具合を確認されたので「電車のつり革につかまるとすげえ痛い」と説明し、まあそれでも治療のおかげで次第に痛みは軽減されてきているのでもうちょっと頑張りますハイと伝える。
 保険屋「そうですか、では通院続けて頂いて、またお身体に関しては来月末、もしくは再来月末にお話しを聞かせてください」と。それから「本日の本題は事故の過失割合について……」と切り出してきた。
 黙って話を聞いてたら「過去の判例からして80:20の過失割合が妥当」などと抜かしやがるからやんわりと「95:0じゃなきゃ示談しない」と伝えて電話切りました。
 たぶん95:0の過失割合、あっさり飲んでくれると思います。ゴネ方次第……おっと、交渉の仕方次第ではもっといけそうな気がするけど、そこはまあ費用対効果的なね、一応保険屋にも花持たせる的な? まあなんかそんな感じ。
 改めて思うけどホント事前の情報収集は大切です。

短髪。

 今日は雨天だったので自転車無し!
 歯科検診いって接骨院いって、リタイア後のおじいちゃんみたいな暮らしっぷりですな。
 あ、そういえば髪の毛切りました。半年ぶりくらい? やはりこの時期は短髪に限るね。洗髪するのもすげえ楽だし。
 丸刈りにしたい欲求あるけど、みなさん(特に女子たち)が反対するから躊躇。まあ僕が丸刈っても海老蔵さんみたいにはならないすけどね。なりたいっすけどね。