秘宝。

 去年、糸魚川から直江津まで国道8号線を走った際、海岸線付近の海の色がエメラルドグリーンなのにすげえびっくりしました。エメラルドというか翡翠のグリーンですね場所的に。とにもかくにも日本海のイメージを根底から覆す爽やかな色合。こりゃ沖縄の海もうかうかしてられんのではないかいな、というくらい綺麗でした。初夏の爽やかな頃合いにまた走ってみたいっす。海水浴と芝生カニも是非。
 とまあそんなぼくのなつやすみライクな目標宣言はさておき、部屋を掃除していたら何年か前にヤフオクで競り落としてそのまま死蔵に任せていた『迷宮の秘宝ゲーム』が出てきました(翡翠つながりってことでひとつ)。
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 ガキンチョのころ死ぬほど遊びまくったボードゲームです。
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 パッケージ裏面。イラストは大友克洋。うそ。
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 組み立てるとこんな感じ。なかなか大がかり。
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 数々のギミック搭載! 特筆すべきはルーレットの出目で回転するこの落とし穴。運悪く落下するとモンスター山盛りなステージ強制連行で超ハラハラどきどき。
 迷宮の秘宝ゲームには『死神伝説ゲーム』という続編が存在するため、ゴールには「PART-2へ続く」と記されています。しかしガキンチョの経済力で定価1000円のボードゲームを複数購入できるはずもなく(迷宮の秘宝ゲーム自体もたしか自分で買ったんじゃなくて正月初売りの福袋に入ってたんじゃなかったかなぁ……)PART-2部分は自分でストーリーを考えて楽しみました。死神の玉座から不老不死の秘宝を奪い去った少年のその後を想像し、物語っぽいものをチラシの裏にしたためたりとか。きゃぁ。
 しかし僕が続編の『死神伝説ゲーム』に手を出さなかったのは決して経済的な理由だけではない、と思う。というのも迷宮の秘宝ゲームは1984年の作品なんですけども、その前年、1983年にはすでにファミコンが登場していて、翌1985年はスーパーマリオ発売イヤーっすから。もうボードゲームでワイワイいう時代じゃなくなくなっちゃったんですな。
 迷宮の秘宝ゲーム、あと20年くらい寝かしておけばゲーム自体が秘宝になる可能性は非常に高いと見ているので引き続き大事に保管する所存です。