合法ドラッグでエラい目に遭ったことがあるという角田光代さんに親近感。わかる。「合法」って言葉につい油断しちゃうんですよね。
僕も昔、渋谷の露天商から購入した「合法だけどサイケデリックな体験ができる」というふれ込みの粉末で、精神の臨界点までぶっ飛んだことがあります。危うく救急車沙汰。あれはほんと、それまでに食ったありとあらゆる「非合法」の、数段上をいく破壊力だった。マジですごかった。「これのどこが合法じゃい!」とキレそうになるくらいすごかった。実際すぐに規制されてしまいましたが。
ぶっ飛んでいる最中、部屋の隅に体育座りをした女の子がいることに気がついて、僕が女の子をチラ見すると向こうも僕のことをチラ見してるのかしょっちゅう目が会うもんだから「これはもう確実に恋、始まってんなあ〜」とメチャメチャ多幸感に包まれた。でも4時間後くらいに突然「あぁ、あの子は幻覚なんだ」と悟ってしまい途方もなくガッカリしたのは金髪時代の良いメモリアル。
しかし幻覚にしとくにはもったいないくらい可愛い女の子だった。
なんとかこっちに連れてくることはできないだろうか?
月: 2011年2月
帰還。
東北のドがつく田舎に嫁いだ友達が戸籍にバツつけて無事帰京。1年もたなかった。案の定すぎて声も出ない。メールでの報告ののち「これからどうしよう……」って相談されたけど僕の知ったことではない。そう思いつつも若干の引け目があるためそう割り切ってサバサバした態度を取ることができない。
引け目、というのは結婚についての相談を持ちかけられた際、面倒くさかったから、時間がないのを理由にしてすげえ適当な受け答えをしてしまったことに起因する。きちんと話を聞いていればあるいは…などと考えてしまうのが人情というものではないか。どう励ましたらいいものやらさっぱりわからんし。同情されるよりもむしろ其見たことか! と罵倒されたほうが気がラクだったり? しないかな。うーん。とりあえず「バンジーで気を紛らわすか、もしくは自転車買って10,000kmくらい走るといいよ!」とアドバイスしたけど返信ナシ。そりゃそうか。
まあ子供はいないみたいだし、そこそこ可愛いからなんとでもなる気はしますけどね。三十歳越えてはいるけど、例えばうちのカーチャンとか三十代前半に子供三人連れた状態でのバツイチながら余裕でリカバリーしてるもんな。というか改めて思うけどマジでうちの父ちゃん偉大な人やで。再婚相手の連れ子を虐待死させて捕まるヤツを見るたび、あー僕らはラッキーだったなあと胸をなで下ろさずにはいられません。
海で泳ぎたいです。