日曜深夜。猛烈な頭痛で目が覚めた。バファリンで対処可能な頭痛を「ズキズキ」とすると、今回のは「ドッゴーーーーン! ドッゴーーーーン!」なレベル。頭の中でノルマンディー上陸作戦展開してんじゃねえのくらいハードに痛い。
おまけに吐き気も付属する。
とりあえず起きてから水分を摂ってみたけど一向に収まる気配無し。我慢できずにトイレでけぽーっと戻してしまった。ノロかロタか、その辺疑ってみたけどお腹の具合はいたって普通だ。
とりあえずもう一回寝てごまかそうと思ったものの、とてもじゃないけど眠りにつけるような雰囲気じゃない。痛い。とにかく痛い。タカシとの接触を疑ってもおかしくない頭痛。かぁーねぇーだぁぁぁぁぁぁーとかいってみるけど気は紛れない。ピーキー過ぎんぞこの痛さ!
あまりに痛くてだんだん不安になり、パソコン立ちあげて「頭痛・吐き気」で検索してみたところ「くも膜下出血の疑いあり」みたいなページがたくさん出てくる。不安加速。しかも現在ひとりぼっち。このままだと孤独死の上、腐るまで発見されないかもしれない。それはマズい。実にマズい。
くも膜下出血の場合、意識障害や失語症などを併発することがあるようだ。しかし今のところ意識ははっきりしている。ろれつも回る。「ぎおんしょうじゃのかねのこえしょぎょうむじょうのひびきあり」を10回くらいループして声に出してみたけど普通に言える。暗算も大丈夫(島耕作で得た知識)。
どどどどどど、どうしよう? ぶっ倒れる前に救急車を呼ぶべきか。それとも近所に住んでる友達に電話して助けを求めるか。救急車はちょっと大げさだし、友達呼びつけるのも相当気が引ける。これで無事(?)くも膜下出血ならナイス判断ってことで問題無いけど、大騒ぎして病院行って「異常なし!」と診断されたらそのあとかなり恥ずかしい。いやいや恥ずかしいとかいってる場合か? これはかなり深刻に、急を要する事態かもしれないではないか。
不思議なもので、こんな状況でも自分の身体よりやりかけの作業やら人からの頼まれ事のほうを心配してしまう。うっかり死んでしまったらすげえ迷惑かけるなあ。すいませんすいません。まさか死ぬとは思わなかったので安請け合いしちゃいました、などとあの世から出す謝罪メールの文面を考えながら追加で2回リバースしたら唐突に頭痛が和らいだ。よかった。苦しみながら死ぬという最悪の事態は回避できた。
とりあえずもう少し様子を見て、また頭痛盛り返すようなら腹くくって救急車を呼ぼう。そう心に誓ってから再び布団に入ったところ、ゆるやかに眠気がやってきて今に至る、って感じ。無事に朝のリレーは繋がった。死ななくて良かったし救急車も呼ばなくて良かったし「卒倒なう」もつぶやかなくて良かった。
冷静に考えるとこれ、たぶん花粉症の薬の副作用な気はしますけどね。パッケージに「服用後、嘔吐・頭痛などの症状が現れた場合は医師又は薬剤師にご相談ください」的なこと書いてあるし。うーん。どうかな?
まーでもちょっと怖いので一段落ついたら病院いって頭の中診てもらいます……。