クロスバイク時代の某コスギは長い上り坂の途中でキツくなって足を付いてしまうたび「ワタシだってカーボンフーレムのチャリ乗って軽量ホイール使ったらこんなの楽勝だっつーの!」などと負け惜しみを言いまくってた。
そりゃまあ確かに登坂に関しては軽い自転車が圧倒的に有利なのは間違いないけど、でも本当に大切なのは日々の努力、鍛錬の積み重ねであって自転車変えたからっつていきなり登坂がラクになるこたあねえよと諭すも聞く耳を持たない。
じゃあ今回すんげえ軽いチャリ買ったことだし、本当に楽勝かどうか身を以て体験すればいい。いくらいい自転車に乗っていてもエンジンが肥満だと宝の持ち腐れ・猫に小判・豚に真珠、という絶対法則を脳髄にたたき込んでやんぜ!
ということで早朝5時半に自宅をスタートし、多摩サイ→青梅駅→奥多摩駅→深山橋まで83km走ってからの風張峠ヒルクライムにチャレンジしたのだけれど、あろうことか某コスギは足を付かずに最後まで上りきってしまった。そんなバカな。
日々の努力(笑)
鍛錬の積み重ね(笑)
立つ瀬なしとはまさにこのこと。
月単位で締め切り破ってもまるで動じない文豪先生のド根性を甘く見てました。
ごめんなさいもうえらそうなこといいません。
まあ厳密には風張峠まであと数百メートルってところでアウターからインナーにギア変えた際にチェーン脱落しちゃって、それでいったん停車したんだけどね。あと武蔵五日市側から上るのに比べて奥多摩側からのほうが若干ラクなんですけどね。別にどうでもいいっすけどね。
風張峠から都民の森まで下って休憩。右手ラムネ、左手に三頭だんご(味噌だれ)を装備して覇者の貫録たっぷり。その他、トマト2個とカレーパンも食ってました。ダイエット中ですけどヒルクライムで消費したカロリーをしっかり補給しておかないとハンガーノックの恐れありだから大目に見る。
帰路でちとせ屋に寄り道しつつ卯の花ドーナツと豆乳ソフトも食べたけど、これも大目に見る。
そんなこんなで走行距離167km。
自分の凡人っぷりを奥歯でかみしめた1日でした。