病院。

 朝イチ、近所の整形外科へ。
 そこは「交通事故の治療で有名」らしく、僕も以前足をケガしたときお世話になったことがある。
 受付でとりあえずの保険証と石垣の病院で作成してもらった紹介状を提出。
 すると受付のお姉さんに「交通事故ではないですよね?」と聞かれた。
 いや思いっきり交通事故ですけどと答えると、受付のお姉さんがものすごく面倒くさそうな顔をして「あー、ごめんなさいね、うち交通事故は診てないのよ」と。
 えええ?
 交通事故の治療で有名と聞いてはるばる(数百メートルだけど)やってきたのに、どういうことっすか!
 ここで食い下がっても意味ないことは重々承知しているため、そうっすかすいませんとでしたと病院をあとにして帰宅。
 相手もビジネスでやっているとはいえしょんぼりだよホントに。
 ドレスコード引っかかって飯食わせてもらえないのとは訳が違うからね。
 仕方ないから腰痛のとき診てもらった駅前の接骨院へいったところ、快く受け入れてくれたのでまあとりあえずは一安心。
 接骨院の先生いわく「ゴネる保険屋多くて面倒だから交通事故の患者さんを断る病院もある」んだって。
 もちろん逆のケース、要するに患者側がゴネまくって面倒くさいケースも多々あるんでしょうけど、いずれにせよ迷惑なので勘弁してもらいたい。
 治療後、保険会社に電話して当面のあいだ通う病院決めたからと連絡して接骨院の連絡先を伝えたところ担当者が「なぜ整形外科にいかないのか?」と。
 僕が聞きたいよ、そんなのは!
 イラッときてついついけんか腰になってしまうところが僕の未熟さだけど、しかし祖師ヶ谷大蔵の杉山整形外科では交通事故の治療をしてくれないので油断禁物ということだけはしかと喧伝しておきます。

保険。

 はい、そんなわけで東京へと帰ってきました。
 むしろ石垣島より暖かいくらいっすね。
 一縷の望みを持ってお世話になっている自転車屋さんに事故の連絡をいれたところ「どう考えてもそのフレームを使うのはオススメできない」と断言されました。
 まあわかってましたけどね。
 4月30日に自転車屋さんに一式を持ち込んで、保険屋が派遣してくる鑑定人に査定してもらいつつ修理(フレーム交換なのに修理もクソもないですが)の見積もりなども作成して、あとは汚れたジャージとか金具が切れかけてるシューズとかガーミンの画面についてる傷とか腕時計とかケータイについたくぼみとか、一切合切まとめて殺す気で請求してやる。
 とまあ今はそんな感じです、はい。

総括。

 4月27日。
 帰京に向けてあれこれと準備開始です。
 自転車も丁寧に梱包。
 いくら壊れているとはいえ雑な扱いはできません。
 ひょっとすると、僕が考えている以上にカーボンフレームというものは頑丈で、自転車屋さんでチェックしてもらった結果「余裕でまだまだ乗れますよ!」なんてうれしいサプライズがあるかもしれないしね。
 まあしかし痛い目に遭ったり悔しい思いをしたりと散々だったトライアスロンですが、正直な気持ちとしてはやはり出場してよかったです。
 なぜそう思うのかについては、まあまた今度飲みながらでも。