論外。

 弁護士さんによると慰謝料と休業補償で300万円弱くらい請求する感じらしく、僕の計算でもまあだいたいそんくらいの数字になる見込みだったので、これはもう先行してカーボンホイール買ってもいいんじゃないかと思わなくもない2011年10月10日。
 自転車のホイール買ってる場合か? 自動車買えよ自動車! という趣もなきにしもあらずながら、ご存じの通り免許持ってないっすからね。ちなみにこないだの合コンでドライブデートの話になったとき「免許無いからもっぱらチャリです!」つったら「へー、がんばってんだねー」と鼻で笑われたよ。ホビロンだった。よりいっそう死んでも免許なんかとらねーって思ったね。こーゆー斜め方向への意地の張り方が非モテの一因を担っているのはまず間違いない。
 まあ自動車は買わないにしても、引っ越し費用に充てたりホノルルセンチュリーライドに参加したりサポートカーつけてヨーロッパの峠走りにいったりとか、かなり夢広がりまくりの皮算用で午後のティータイム花ざかり!
 えげつないえげつないひとやすみひとやすみ。

罰金。

 いよいよとうとう弁護士さんと契約したよ! 報酬は着手金10万5千円と回収額の10パーセントに消費税、だって。得られるものの大きさを考えると実に安いもんです。これであとはぼんやり流れる雲を眺めながら結果を待つだけ。早ければ来年の2月くらいに決着つく見込みだけど、話がこじれる(ガチな裁判になる)ようならさらに半年かかる可能性もありだそうで。
 まぁいずれにしても来年の今ごろにはスッキリしてることっすな。
 とことんやってやろうじゃないかと決意を新たにしつつ飲むビールは実にうまかったっすね。
 お金回収したあかつきにはFulcrum Racing speed XLR買うわおん。
 あとそうだ、弁護士さん介入して初めて知ったんですが事故相手のおっさん、不起訴とはいかずきっちり罰金食らった模様。検察の人に「この程度のケガなら普通は不起訴」などとふざけたこといわれたときは温情人権派で知られるこの僕もさすがに怒り心頭で危うくゴルゴに依頼の電話かけるとこだったけども、納得いくジャッジ下ったことがわかって気分爽快なことこのうえなーし!
 人身事故の罰金って最低でも12万円?
 少なくとも事故直後や、もしくは保険の話をする段で一言でも「ごめんなさい」って謝罪があれば、この罰金は余裕で回避できたのになあと思うとおきのどくさますぎる。菓子折ひとつ持参してちょっと頭下げるだけで12万浮くんすよ? おまけに賠償にまつわる諸事はすべて保険屋が負担するから自分の懐は一切痛まないっつーのに。「謝ったら負け」的な欧米ライクな価値観は、こと日本人同志の争いに関しては逆効果にしかならない、ということを今回の件で、まさに身を以て学んだ次第です。
 ちなみに僕の知り合いには、交差点でわき見運転のダンプにはねられたけど加害者が家族総出で謝罪にきたから許した、という慈愛の菩薩も嫉妬するレベルの、非常に懐の広いご婦人がいる。一撃で集中治療室送りなのに不問に付して、なおかつ自費で治療したという。すごいっすよね。というか自腹で治療できる経済力がすごい。ちょっと真似できない。普通は調書に「寛大な処置を」とコメント付けるくらいが精いっぱいだよなぁ……。

召喚。

 朝、目が覚めたら、自賠責から保険金が振り込まれておりました。約38万円。MAX額は120万円なんだけど、任意保険社が立替治療費80万ちょいを先行して請求しやがってたので、その残額、って感じっすね。想定どおりの金額なのでとりあえずは満足しております。
 で、これからどうするか?
 電動アルテグラ搭載オルカ・ブロンズ完成車¥378,000やボーラウルトラなどに興味津々のお年ごろではありますけれどもまだまだ僕のターンは終わらない。ということでゲットした保険金を使用して憤怒の錬成陣を描き、交通事故争議の扱いに長けた弁護士を召喚しました。鷲巢麻雀に赤木しげる登場! な局面到来。倍プッシュのチャンス。もっとも「倍」程度じゃすまないだろうけどなぁぁぁぁ!
 まあお金の話は抜きにして、弁護士さんに今後のすべてを一任することにより、あの忌々しい保険屋共と直接話をしなくて済むんだと思うだけで気分爽快! ストレスからの圧倒的な開放感! 鬱病カウンセリングの最終日くらいすがすがしいムードですことよ。