騙し絵の国のヴァネッサ

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 本日、12月にティアラ文庫から発売予定の「騙し絵の国のヴァネッサ」の見本誌が届きました。
 素敵なタイトルをつけていただいた上に、ロゴデザインも超かわいいです! そしてそして笠井あゆみ先生によるイラストの、なんと美しいこと……!
 このへっぽこ写真では実物のすばらしさの10分の1もお伝えできません。ほ、ほんとにかわいいやらかっこいいやら綺麗やら、ものすごい神々しさを放っております。どうぞ書店でご確認くださいませ!
 というわけで今回の作品はヴェネツィア共和国が舞台でございます。
 仮面舞踏会とかゴンドラとか占いとか好きなモチーフを詰め込ませていただきました(表紙のロゴに隠れちゃってますが、主人公二人はゴンドラに乗っているのです)。これらのキーワードに反応された方、どうぞ水上都市で繰り広げられるラブストーリーを楽しんでいただければと思います! 
 わたしはよく「タイムスリップするならどの時代がいいか?」というヒマなことを考えるのですが、今なら即答で「18世紀のヴェネツィア!」と答えるかもしれません。
 なにせ表現の自由は守られているし異教徒差別はほとんどないし、毎日がカーニバル状態で飲めや歌えやの大騒ぎという緩みっぷりですから。言語の壁さえ越えられれば、タイムスリップ初心者にとってはかなり入り込みやすい国なんじゃないかなあと思うわけです。
 まあ最終的には衰退したのちに国家としての体裁を保てなくなるわけなんですけども、それでもかつてのヴェネツィアという国を調べれば調べるほど、非常に優れた社会機能を持つ都市型国家だったんだなあとしみじみ感じました。いつか現地に行って本物のカルネヴァーレに仮装して参加してみたいところではありますが、現実的になかなか難しいので(主にお金とか時間とか)、とりあえずはディズニーシーあたりでゴンドラに乗ってヴェネツィア気分を味わってきたいと思います。
 来年あたり、行けたらいいなぁ……(遠い目)。