次回作の資料を探しに行ったら、ふと「小説・北斗の拳」なるものを発見しました。
ノベライズのお仕事を担う者にとってこれは素通りできない物件です。というわけでさらりと読んでみたのですが、すごい一冊でした。まず擬音のバリエーションが非常に豊富です。「グァズ!」とか「ぽ、ぽきょォ!」とか「ぶっぶぶぶぶ」とか「トットットッ!」とか、なんかよくわかんないけどなんか大変なことになってるっぽい雰囲気がよく伝わってきます!
あと冒頭にオマケ漫画がついているのですが、その中の台詞らしい台詞が「ぷふ〜〜〜っ!」「いりゃ!」「ぐっ」「おおお…!」「あたたたたたたた」「ぐぶえあ」「あた───っ!」しかないっていうのも、なんかすごいです。もう前置きとか会話なんてどうでもいいから拳で語り合えばいいじゃん的な、漢たる清々しさをひしひしと感じました。原作を担当する武論尊先生が書かれているので、興味のある方はぜひ! おなじみの「ひでぶ!」や「おまえはもう死んでいる」も健在です!
もう11月とか……!
放置しまくってますがなんとか生きてます。ちょっと前までものすごく暑かったのにいつの間にか冬! 秋はどこにいったのでしょう? まだ扇風機もしまってないよ……?
ここ最近はもう、各方面の皆様にはご迷惑をおかけするとともにお世話になりっぱなしで、東西南北どこにも足を向けて眠れない状態です。もう直立不動で寝るしかない。というか寝てる場合じゃない。
この未熟で脆弱な精神を鍛えるためにも、一段落したら滝にでも打たれてこようかと思ってます。というわけでどなたかいい滝を紹介してください。
ええともう少ししたらいろいろお知らせできるかと思うのですが、直近ではオリジナルと、もうちょい先ですがアリスシリーズと、あと別作品のノベライズなども出る予定です。
アリスもそうなんですけど、こちらの原作も本当に多くの方々に愛され続けている作品でして、わたしなんぞに任せていただいて本当によろしいのでしょうか……という感じなのですが、とにかく原作者様とファンの方々の愛を踏みにじるようなものにはならないように真摯な気持ちでがんばりたいです。
どうもわたしは人見知りが激しく、どんな作品でも、キャラクターたちと仲良くなるまでにかなり時間がかかってしまうのです。なかなかすぐには仲間に加わることができなくて、遠目で見守りつつ話しかけるチャンスをうかがっている状態がしばらく続くことになるわけですが……(要は序盤の執筆速度が遅い)。
現実の人間関係と同じで、最終的には愛情なんだなあと、しみじみ思います。愛情を持って接すればきちんと彼らが応えてくれるはずなので、これからどうにか試行錯誤しながら仲間に入る機会をうかがっていきたいです。ええ、それはもう虎視眈々と。