ぷふ〜っ!

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 次回作の資料を探しに行ったら、ふと「小説・北斗の拳」なるものを発見しました。
 ノベライズのお仕事を担う者にとってこれは素通りできない物件です。というわけでさらりと読んでみたのですが、すごい一冊でした。まず擬音のバリエーションが非常に豊富です。「グァズ!」とか「ぽ、ぽきょォ!」とか「ぶっぶぶぶぶ」とか「トットットッ!」とか、なんかよくわかんないけどなんか大変なことになってるっぽい雰囲気がよく伝わってきます!
 あと冒頭にオマケ漫画がついているのですが、その中の台詞らしい台詞が「ぷふ〜〜〜っ!」「いりゃ!」「ぐっ」「おおお…!」「あたたたたたたた」「ぐぶえあ」「あた───っ!」しかないっていうのも、なんかすごいです。もう前置きとか会話なんてどうでもいいから拳で語り合えばいいじゃん的な、漢たる清々しさをひしひしと感じました。原作を担当する武論尊先生が書かれているので、興味のある方はぜひ! おなじみの「ひでぶ!」や「おまえはもう死んでいる」も健在です!